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実績のご紹介 2016年

沈埋函用(海上施工時) 連絡橋(ギャングウェイ)

2016年11月

海底トンネル用沈埋函の製作工事現場にて、岸壁(陸)から海上に浮かべた沈埋函の間を作業員が乗降する連絡橋(ギャングウェイ)です。
沈埋函の重量変化および潮の干満による位置の移動に対して、岸壁設置面(水平)から最大で上下−5m〜+9mの範囲に、左右はそれぞれ最大6mの範囲に、乗降位置を調整できます。
(岸壁と沈埋函の間隔が6mの場合)
橋部・ラダーのステップ面は常に水平に保たれる機構となっています。ラダーは上昇・下降・旋回が電動、伸縮が手動となっています。石油・ガスタンカーが対象ではないため、機構が防爆でなく、簡素となり費用・納期は低めになります。また、ラダーの踏板や対象側への設置構造・作動範囲を調整でき、対象を沈埋函のみでなくフェリーなど一般船へ適用することができます。

実績写真

実績写真

担当者のコメント

今まで担当してきたギャングウェイと違い、設置場所が発電所・石油基地・天然ガス基地ではなく防爆の制約が無いことや、作動範囲(ラダーの上下左右)が小さいことで簡素な構造となりました。
簡素な構造のため、ギャングウェイの基本を改めて理解できましたが、簡素であるがために頭を悩まされた部分(調整機構が無い、組立で調整が出来ないなど)も少しありました。
設置時期が真冬でしたが、朝日に照らされ、このギャングウェイが初めて沈埋函に架かった時はカッコイイものを作れたと感動しました。(担当:沼田)

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